<相場の読み筋>8月23日

2022/8/23 7:45

 22日の米国株式は、大幅続落した。NYダウが前週末比643.13ドル安の3万3063.61ドル、ナスダック総合指数が同323.642ポイント安の1万2381.573ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億4191万株、ナスダック市場が40億4015万株だった。手がかり材料に欠けるなか、前週末の弱い動きや、利上げへの警戒感が継続し売りが先行。米10年物国債の利回りが3.0%台に上昇(価格は下落)し、相対的な割高感が意識されたハイテク株をはじめ、景気敏感株などもさえない動きとなった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ネットフリックスやエヌビディア、インテルなどが下落した。

 23日の東京株式は続落スタート後、もみ合いか。現地22日の欧米株式が下落した動きを受け、朝方は売りが優勢となりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=137円台の半ば(22日は136円83-86銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=136円台の半ば(同136円90-94銭)とやや円高方向にある。きのう22日には、下げ渋る動きをみせていたこともあり、対ドルでの円安を背景に輸出関連銘柄に押し目を拾う場面もありそうだ。22日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、ソニーG<6758.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、22日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比245円安の2万8465円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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