【香港IPO】中国本土向け果物商社の重慶洪九果品、初値は公開価格と同値の40香港ドル

サーチナ

中国株

2022/9/8 9:18

 果物商社の重慶洪九果品(06689/香港)が9月5日に、香港証券取引所メインボードに新規上場した。初値は公開価格と同値の40.00香港ドルだった。

 同社は果物の産業チェーン全体に従事する果物商社であり、「洪九果品」など複数のブランドでドリアン、マンゴスチン、龍眼、ドラゴンフルーツ、チェリー、ブドウなどさまざまな種類の果物を、中国各地の果樹園から同国内の末端小売現場に送り届けている。2021年12月期において、中国最大のドリアン卸売業者となっているほか、ドラゴンフルーツ、マンゴスチン、龍眼についても中国の5大卸売業者の1つとなっている。

 2021年12月期の売上高は102億8007万人民元(前期比78.12%増)、当期利益は2億9244万元(同105.19倍)。22年1〜5月期の売上高は57億2511万元(前年同期比25.12%増)、当期利益は7億4452万元(同145.33倍)。

 新規上場に伴い調達を予定していた約5億7880万香港ドル(約103億円)は、約45%の約2億6050万香港ドルを果物仕入れネットワークや販売ネットワーク強化など果物サプライチェーンのさらなる充実に、約22%の1億2730万香港ドルをオンライン・オフライン双方による販促活動や広告強化などのブランド推進活動に、約16%の約9260万香港ドルをシステムのアップデートや世界の青果産業インターネットプラットフォーム構築に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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