<相場の読み筋>10月14日
2022/10/14 7:45
13日の米国株式は、NYダウが前日比827.87ドル高の3万38.72ドルと反発、ナスダック総合指数が同232.053ポイント高の1万649.152ポイントと7日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億8151万株、ナスダック市場が65億3710万株だった。
注目された米9月CPI(消費者物価指数)が、前年同月比8.2%上昇となり、市場予想平均の同8.1%を上回った。FRB(米連邦準備制度理事会)による大幅な利上げ継続を警戒し、景気後退への懸念から、NYダウは一時、550ドル近い下げを見せる場面があった。売り一巡後は、買い戻す動きや短期的なリバウンドを狙った買いが入り、一転して上げに転じた。NYダウが終値ベースで、心理的なフシ目の3万ドルを回復するのは5日以来、1週間ぶり。同指数採用の全銘柄が上昇し、JPモルガンやウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、スリーエム(3M)などが値上がり率の上位に入っている。
14日の東京株式は反発後、堅調な展開となりそう。きのう13日の日経平均株価は、現地13日に発表される米9月CPIの発表を控え、手じまい売りに押される格好となっていた。米国株式が反発したことを受け、東京市場でも買い戻す動きが先行するとみられる。買い一巡後は、週末要因から模様眺めムードが広がりそうだが、調整していた反動もあり、しっかりした動きが継続しそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(13日は146円83-84銭)、ユーロ・円が1ユーロ=143円台の後半(同142円50-54銭)と円安に振れている。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ソニーG<6758.T>、アドバンテスト<6857.T>、東エレク<8035.T>などが、13日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比570円高の2万6790円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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