<相場の読み筋>10月17日
2022/10/17 7:45
前週末14日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比403.89ドル安の2万9634.83ドル、ナスダック総合指数が同327.764ポイント安の1万321.388ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億5789万株、ナスダック市場が49億1610万株だった。米10月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が59.8と、市場予想平均の59.0を上回った。また、同時に発表された1年先の消費者の予想インフレ率が5.1%に上昇。FRB(米連邦準備制度理事会)による積極的な利上げ継続が警戒され、売りが優勢となった。NYダウは前日に820ドルを超える上昇となっていたこともあり、短期的な利益を確定する動きもみられた。同指数の採用銘柄では、アメリカン・エキスプレスやアップル、シェブロンなどが値下がり率の上位に入っている。
17日の東京株式は反落後、もみ合いか。日経平均株価は、前週末14日大幅に反発した反動や、現地14日の米国株式が反落したこともあり、売り優勢のスタートとなりそう。直近では、荒い値動きが続いているだけに、売り一巡後は、落ち着きどころを探る展開になりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台の半ば(前週末14日は147円47-49銭)、ユーロ・円が1ユーロ=144円台の半ば(同144円04-08銭)と、円安方向に振れている。前週末14日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、アドバンテスト<6857.T>、東エレク<8035.T>などが、同14日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同14日の大阪取引所清算値比425円安の2万6625円だった。
(イメージ写真提供:123RF)
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