【上海IPO】合成皮革基布メーカーの浙江雲中馬が19日に公募開始、3500万株を発行予定

サーチナ

中国株

2022/10/18 9:17

 上海証券取引所では10月19日、メインボードへの上場を目指す浙江雲中馬(603130/上海)が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。3500万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。

 同社は2010年設立の民営企業で、16年に株式会社化した。合成皮革基布の研究開発、生産、販売を主業務としている。合成皮革基布は合成皮革の材料で、表面にポリウレタンやポリ塩化ビニルを塗布することで、天然皮革に風合いの似た合成皮革が形成される。同社は主に透湿性、通気性、耐摩耗性、柔軟性に優れたポリウレタン用の合成皮革基布を生産する。製品は経編基布と緯編基布に分けられ、靴、バッグ、手袋、家具、電子デバイスケースなどの消費財に用いられている。

 中国における合成皮革基布分野のリーディングカンパニーであり、20年における合成皮革基布販売量は9万6477トンで、中国のレザーニット市場規模の15.97%を占めて業界トップシェアだ。

 21年12月期の17億1032万元(前期比51.36%増)、純利益は1億2007万元(同12.65%増)。22年1〜9月期の予測売上高は14億6247万〜15億247万元(前年同期比18.12〜21.35%増)、純利益予測は8947万〜9947万元(同1.82〜11.69%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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