<相場の読み筋>10月19日

2022/10/19 7:45

 18日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比337.98ドル高の3万523.80ドル、ナスダック総合指数が同96.601ポイント高の1万772.402ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億1577万株、ナスダック市場が50億5631万株だった。朝方に7-9月期の決算を発表したゴールドマン・サックスやロッキード・マーチンが買われた。NYダウは一時、650ドルを超える上昇をみせる場面がみられたが、買い一巡後は、米10年物国債の利回りが一時4.06%まで上昇(価格は下落)したことが重しとなり、上げ幅を縮小して取引を終えた。NYダウ採用銘柄では、セールスフォースやアメリカン・エキスプレス、JPモルガンなどが、値上がり率の上位に入っている。

 19日の東京株式は、弱含みの展開か。きのう18日の日経平均株価は、時間外取引で米株価指数先物が上昇していたことなどを支えに反発。現地18日の上昇はある程度織り込んでいるとみられるほか、きのうは買い先行後に伸び悩み商状となっていたこともあり、上値は重そう。また、200日移動平均線(18日時点で2万7254円)に接近し、戻り待ちの売りに上値を抑えられる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の前半(18日は148円95-97銭)、ユーロ・円が1ユーロ=147円台の前半(同146円82-86銭)と円安方向に振れている。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、ZHD<4689.T>、日電産<6594.T>などが、18日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比95円安の2万7095円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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