<相場の読み筋>11月21日

2022/11/21 7:45

 前週末18日の米国株式は、3日ぶりに反発した。NYダウが前日比199.37ドル高の3万3745.69ドル、ナスダック総合指数が同1.105ポイント高の1万1146.063ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億6177万株、ナスダック市場が39億9811万株だった。利上げによる景気後退が懸念されるなか、ユナイテッドヘルスやメルクなどのディフェンシブ系の銘柄が買われたほか、前日の通常取引終了後に決算を発表したギャップも上昇。NYダウは一時、280ドルを超える上げをみせる場面もあった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、シスコ・システムズや、メタ、アップルなどが堅調だった。

 21日の東京株式は、もみ合い商状が続きそう。前週末18日の日経平均株価は軟調に推移したものの、現地18日の欧米株式が堅調で、買い優勢のスタートとなりそう。買い先行後は、手がかり材料難のなか、方向感に乏しい展開となることも予想される。為替相場は、ドル・円が1ドル=140円台の前半(前週末18日は139円81-84銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=144円台の後半(同145円07-11銭)と円高に傾いている。前週末18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、オムロン<6645.T>、トヨタ<7203.T>、オリンパス<7733.T>などが、同18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同18日の大阪取引所清算値比85円高の2万7965円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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