<相場の読み筋>11月22日

2022/11/22 7:45

 21日の米国株式は、反落した。NYダウが前週末比45.41ドル安の3万3700.28ドル、ナスダック総合指数が同121.552ポイント安の1万1024.511ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億1272万株、ナスダック市場が38億9377万株だった。中国で新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が拡大し、一部の主要都市でロックダウン(都市封鎖)が実施されたと報じられた。米景気の先行き不透明感があるなか、世界景気への懸念も加わり、リスク回避姿勢が強まる格好となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやペイパル、インテルなどが値下がり率の上位に入っている。

 22日の東京株式は、方向感に乏しい展開か。きのう21日の日経平均株価は、下げ幅を縮小して取引を終えていたことから、買い優勢のスタートが期待される。ただ、現地21日の欧米株式が下落していることから、積極的な買いが見込みにくい。また、あす23日は勤労感謝の日の祝日で現物株取引は休場、米国市場は24日が感謝祭の祝日で、様子見姿勢が強まることが想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=142円台のトビ台(21日は140円84-86銭)、ユーロ・円が1ユーロ=145円台の半ば(同144円44-48銭)と円安方向に振れている。21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、日立<6501.T>、日産自<7201.T>などが、21日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比75円高の2万8045円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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