【深センIPO】減速機メーカーの浙江通力伝動科技が12日に公募開始、1700万株発行予定
深セン証券取引所への上場を目指す、減速機メーカーの浙江通力伝動科技(301255/深セン)が12月12日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。1700万株を発行予定で、公募価格は37.02元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。
同社は2008年に浙江通力重型歯輪股フェン有限公司として設立した民営企業で、20年に現社名となった。減速機の研究開発、生産、販売を主業務としており、中国の工業伝動システム分野で高い競争力を持つベンチマーク企業の一つ。自社ブランドの「通力」は中国馳名商標に認定されている。同社が生産する汎用減速機と工業用ギアボックスは工業伝動システムの重要基礎部品の一つで、冶金、化学工業、環境保護、エネルギー、製薬、起重、輸送、建材、食糧、鉱山、物流、紡織、航空宇宙、海洋設備、建機などの分野に広く用いられている。
22年1〜6月期の売上構成は、汎用減速機が71.61%、工業用ギアボックスが26.78%となっている。浙江省内に技術センター、研究センターを設けて研究開発に力を入れ、減速機に関する4件の国家規格、業界規格の制定作業に参加してきた。また、2022年北京冬季五輪のメイントーチ昇降設備、中国中央テレビの春節特別園芸番組の舞台装置などに同社の製品が利用されているほか、東南アジア、南米などにも製品を輸出している。
21年12月期の売上高は4億6731万元(前期比36.15%増)、純利益は9055万元(同64.18%増)。22年1〜9月期の売上高は3億4289万元(前年同期比0.67%増)、純利益は7274万元(同18.65%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)
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