日経平均は125円高、米国株高を受け買い先行

 14日午前10時時点の日経平均株価は前日比125円26銭高の2万8080円11銭。13日発表の米11月CPI(消費者物価指数)が市場予想を下回り、利上げ長期化への懸念が後退し、米国株式が上昇。この流れを受け、朝方は買いが先行した。いったん伸び悩む場面もあったが、買い気は根強く持ち直し、2万8000円台で堅調に推移している。

 業種別では、東レ<3402.T>、ユニチカ<3103.T>などの繊維製品株が堅調。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も引き締まっている。大和ハウス<1925.T>、積水ハウス<1928.T>、大成建設<1801.T>などの建設株や、住友不<8830.T>、東急不HD<3289.T>などの不動産株も高い。マルハニチロ<1333.T>、サカタのタネ<1377.T>などの水産農林株もしっかり。

 半面、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が軟調。三菱倉<9301.T>、住友倉<9303.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸関連株や、三菱UFJ<8306.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株も安い。京急<9006.T>、西武HD<9024.T>、近鉄GHD<9041.T>などの陸運株も売られている。

 個別では、ネオジャパン<3921.T>、ジャムコ<7408.T>、ヤーマン<6630.T>などが値上がり率上位。半面、正栄食<8079.T>、MSOL<7033.T>、ゲオHD<2681.T>などが値下がり率上位。この日、東証プライム市場に新規上場した大栄環境<9336.T>は公開価格1350円を26.7%上回る1710円で初値を付けた。

提供:モーニングスター社

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