【深センIPO】電子廃棄物解体の華新緑源環保、初値は公開価格を13.28%上回る16元

サーチナ

中国株

2022/12/20 9:17

 電子廃棄物などの解体を手掛ける華新緑源環保(301265/深セン)が12月16日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。初値は公開価格の13.28元を20.48%上回る16.00元だった。終値は同21.01%高の16.07元だった。

 同社は2006年設立の民営企業で、15年に株式会社化した。電子廃棄物の解体、廃棄自動車の解体、使用済電子設備の回収・リサイクル、危険廃棄物処理など、固体廃棄物の資源化利用および処理サービスを主業務としている。北京市、内モンゴル自治区、雲南省に電子廃棄物解体拠点を持ち、多くの大型ハイテク企業、金融機関と提携して廃棄電子設備の回収と再利用を行っている。また、年間1万台を超える自動車を解体しており、北京地域ではトップクラスの解体能力を持つ。

 22年1〜6月期の売上構成は、電子廃棄物解体が60.14%、電子設備の回収・リサイクル製品が7.74%、自動車解体による生産物が7.77%、危険廃棄物処理サービスが24.34%となっている。21年12月期の売上高は7億8172万元(前期比37.26%増)、純利益は1億5630万元(同18.49%増)。22年1〜9月期の売上高は5億6414万元(前年同期比7.09%減)、純利益は9689万元(同27.76%減)。

 新規上場に伴い調達予定の5億1000万元(約100億円)は、約39%の2億元を危険廃棄物処理センター変更プロジェクトに、約17%の8500万元を年間3万トンの焼却設備設置プロジェクトに、約5%の2500万元を冷蔵庫解体ラインの物理解体・分類収集能力拡張プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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