【上海IPO】半導体メモリ製造の深セン佰維存儲科技が21日に公募開始、4303万株発行予定

サーチナ

中国株

2022/12/21 9:29

 上海証券取引所の科創板への上場を目指す、深セン佰維存儲科技(688525/上海)が12月21日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。4303万株を発行予定で、公募価格は13.99元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2010年設立の民営企業で、16年に株式会社化した。半導体メモリの研究開発、生産、販売を主業務としており、スマート端末用メモリ、コンシューマー製品用メモリモジュール、工業用メモリモジュールが主な製品。また、半導体の実装、テストサービスも行っている。法人向けの「Biwin」ブランドを展開し、工業向け、企業向け、車載向け、PC向け製品を提供しているほか、消費者向けの「Biwintech」ブランドでDIY、Eスポーツ用メモリ、モバイルメモリを提供している。

 同社のメモリ製品はレノボ、HPなどのPC、サーバーメーカー、中興(ZTE)などの通信設備メーカーを始め、大手スマートデバイスメーカー、車載ネットワークメーカーの製品に利用されている。21年におけるeMMCおよびUFS世界市場シェアは2.4%で、世界第8位、中国国内第2位となっている。

 21年12月期の売上高は26億904万元(前期比58.92%増)、純利益は1億1657万元(同4.26倍)。22年1〜9月期の売上高は21億8534万元(前年同期比6.80%増)、純利益は7604万元(同34.04%減)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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