アポロ智慧出行集団、22年12月期中間決算は約30%増収で黒字転換

サーチナ

中国株

2022/12/28 9:23

 高級自動車や宝飾品の販売を手掛けるアポロ智慧出行集団(00860/香港)が12月23日、2022年12月期の中間決算(21年9月〜22年9月)を発表した。前年同期比で約30%の増収となったほか、黒字に転換した。

 同社は今年8月22日より会計年度の決算日を9月30日から12月31日に変更したため、21年9月〜22年9月の業績を22年12月期の中間決算として発表した。当期の売上高は6億8992万香港ドルで、前年同時期の5億2855万ドルから30.53%増加した。

 内訳は、自動車および関連部品の販売・エンジニアリングサービス・自動車部品設計開発・プロトタイプ制作・ライセンス事業が1億8557万ドル(前年同期比77.00%増)、宝珠・腕時計などの販売事業が4億6589万ドル(同23.50%増)、融資事業の利息収入が3850万ドル(同14.63%減)となっている。自動車関連事業では、車載プラットフォームのライセンス収入とエンジニアリングサービス収入が大きく増加し、宝珠・腕時計販売事業は新型コロナの感染が落ち着いたことで中国市場の売上が改善した。

 売上総利益率は宝珠・腕時計製品の販売促進を実施したことで、前年同時期の24.9%から1.2ポイント低下し23.7%となった。また、純損益を通じて公正価値で測定される金融資産の公正価値変動利益として1億2894万ドル、支払条件付取得対価の公正価値利得として2億7494万ドルを計上したことなどにより、前年同時期は3億5935万ドルの赤字だった当期純損益が、当期は4189万ドルの黒字に転換した。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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