<相場の読み筋>1月5日

2023/1/5 7:45

 4日の米国株式は、3日ぶりに反発した。NYダウが前日比133.40ドル高の3万3269.77ドル、ナスダック総合指数が同71.777ポイント高の1万458.762ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億8044万株、ナスダック市場が47億1932万株だった。NYダウは、足元で底堅い動きをみせていたこともあり買いが先行した。ただ、22年12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨で、あらためてインフレへの警戒感を意識。利上げによる景気への影響が懸念され、NYダウは一時下げに転じる場面もみられるなど、荒い値動きとなった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやネットフリックス、ペイパルなどが買われた。

 5日の東京株式は反発後、もみ合いか。きのう4日に大幅反落した反動や、現地4日の欧米株式が上昇した動きを受け、買い優勢スタートが見込まれる。為替市場では、ドル・円が1ドル=132円台の半ば(4日は130円24-26銭)、ユーロ・円が1ユーロ=140円台の半ば(同137円98銭-138円02銭)と、円安方向に振れており、輸出関連銘柄には支えとなりそう。ただ、現地5日の米国で、12月ADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用統計や11月貿易収支などの発表を控えることから、模様眺めムードが広がる場面もありそう。4日のADR(米国預託証券)は円換算値で、武田薬<4502.T>、ホンダ<7267.T>、三菱UFJ<8306.T>などが、4日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は4日の大阪取引所清算値比215円高の2万5825円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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