【深センIPO】エアーコンプレッサー製造の鑫磊圧縮機が10日に公募開始、3930万株を発行予定

サーチナ

中国株

2023/1/10 9:22

 深セン証券取引所の創業板への上場を目指す、鑫磊圧縮機(301317/深セン)が1月10日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。3930万株を発行予定で、公募終了後速やかに上場する見込みだ。

 同社は2006年設立の民営企業で、17年に株式会社化した。省エネルギー、高効率を特徴とするエアーコンプレッサー、送風機などの空気力学設備の研究開発、生産、販売を主業務としており、スクリュー式エアーコンプレッサー、小型ピストン式コンプレッサー、遠心式送風機など。機械製造、石油化学工業、鉱山、冶金、紡織、服装、医療、食品、コンクリート、汚水処理、電力、水産、溶接など幅広い産業のほか、家庭や商業施設などで広く用いられている。「鑫磊」は「中国馳名ブランド」に認定されており、高い技術力、性能、コストパフォーマンスを強みとして世界の100あまりの国・地域で販売され、国内外の多くの著名企業と提携関係を築いている。

 22年1〜6月期の売上構成は、スクリュー式エアコンプレッサーが40.37%、ピストン式エアコンプレッサーがが41.56%、遠心分離式送風機が16.26。また、中国のエアー/ガスコンプレッサー輸出総額に占める同社のエアーコンプレッサー輸出額の割合が2〜3%となっている。

 21年12月期の売上高は8億2108万元(前期比12.21%増)、純利益は6039万元(同9.50%減)。22年1〜9月期の売上高は5億3044万元(前年同期比14.08%減)、純利益は5790万元(同23.85%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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