【上海IPO】信達証券が16日に公募開始、3億2430万株を発行予定

サーチナ

中国株

2023/1/16 9:16

 上海証券取引所のメインボードへの上場を目指す、信達証券(601059/上海)が1月16日、新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。3億2430万株を発行予定で、公募価格は8.25元。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 同社は2007年設立の国有企業。証券の売買仲介、証券投資コンサルティング、証券取引および投資活動関連のフィナンシャルコンサルティング、金融商品の代理販売、証券投資ファンドの販売などを主業務としており、子会社を通じて先物取引事業、プライベート・エクイティ(PE)ファンド、オルタナティブ投資、ファンドマネジメント、海外での資産管理、企業融資、販売および取引も手掛けている。北京市に本社を置き、同市のほか遼寧、広東、浙江など17の省、自治区、直轄市に102の支店を構える。特に遼寧省で顕著な優位性を持つ。

 22年1〜6月期の売上構成は証券売買仲介が42.47%、証券自営事業が9.08%、資産管理事業が6.87%、先物事業が5.95%、投資銀行事業が2.72%、海外事業が1.49%、PEファンドやオルタナティブ投資などその他事業が31.63%となっている。21年における全国の業界内ランキングは総資産で39位、純資本で52位、売上高で42位、純利益で37位、売上ベースの市場シェアは証券仲介事業が0.6%(業界39位)、投資銀行事業が0.65%(同36位)、証券投資事業が0.33%(同55位)だ。

 21年12月期の売上高は38億327万元(前期比20.27%増)、純利益は12億1162万元(同41.57%増)。22年1〜9月期の売上高は26億9185万元(前年同期比4.24%増)、純利益は7億5776万元(同1.54増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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