中国電力国際発展、22年12月期通期は風力・太陽光事業強化で黒字転換の見込み

サーチナ

中国株

2023/1/18 9:31

 中国電力国際発展(02380/香港)が1月13日、2022年12月期の通期決算で前期の赤字から黒字化する見込みであることを明らかにした。

 同社は22年12月期の株主に帰属する純利益が23億〜27億人民元となる見込みで、6億4994万元の赤字だった前期から黒字転換した。

 業績が大きく改善した要因について同社は、太陽光発電、風力発電の両事業による収入および利益が大幅に増加したこと、子会社の新源融合(北京)電力有限公司の株式の60%を売却して約6億5000万円の収入を得たこと、中国国際新能源HDおよび中国電力(新能源)HDから23社の企業を買収して約15億元の収入を得たことの3点を挙げている。

 同社は風力発電、太陽発電関連の企業を続々買収したことで22年に新エネルギー発電量が大きく増えており、22年1〜9月期における風力発電販売量は711万1692メガワット時で前年同時期の433万5644メガワット時から64.03%増加、太陽光発電販売量は750万7918メガワット時で前年同時期の543万3668メガワット時から38.17%増加した。また、親会社からの大きな支援により新エネルギー発電や環境に優しい発電の資産が注入され、クリーンな低酸素型の発電体制へのモデルチェンジが加速している。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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