中国石油天然気、22年12月通期の純利益は前期比60%前後増の1450億〜1550億元の見込み

サーチナ

中国株

2023/1/24 9:27

 中国の石油大手、中国石油天然気<ペトロチャイナ>(00857/香港、601857/上海)が1月19日、2022年12月期通期の業績予測を発表し、純利益が前期より60%程度増加する見込みであることを明らかにした。

 業績予測によれば、22年12月期通期の親会社株主に帰属する純利益は1450億〜1550億人民元で、前期の921億6100万元を57〜68%上回る見込み。また、非経常損益を差し引いた親会社株主に帰属する純利益は1670億〜1770億元で、前期の995億3100万元から68〜78%増加する見込み。

 純利益が大きく増加する主な要因について同社は、高効率な探査作業、効果的な開発を保つ中で探査開発を一層強化し、石油および天然ガスの生産量が持続的に増加したこと、市場動向の重視、精錬のモデルチェンジ、改良推進、製品ラインナップの最適化、マーケティングの強化を進めて中国国内のディーゼルオイル、天然ガス、化学工業製品の販売量が増加したこと、低炭素型へのモデルチェンジを進めて石油ガスと新エネルギーの融合的発展を推進し、風力や太陽光、地熱などの新エネルギー発電事業の開拓を着実に進めたこと、コスト低減に向けた取り組みが奏功したこと、そして世界的な原油価格の上昇を挙げている。

 21年12月期の売上高は2兆6143億4900万元(前期比35.19%増)、親会社株主に帰属する純利益は921億6100万元(同4.85倍)。22年1〜9月期の売上高は2兆4554億100万元(前年同期比30.6%増)、親会社株主に帰属する純利益は1202億7100万元(同60.1%増)。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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