国際精密集団、22年12月期通期決算は約65%の減益見込み

サーチナ

中国株

2023/2/6 9:39

 中国宝安集団(000009/深セン)傘下の国際精密集団<IPEグループ>(00929/香港)が2月2日、2022年12月期通期の業績予告を発表し、前期に比べて大幅な減益となることを明らかにした。

 同社は1990年設立で、2004年11月香港メインボードに上場した。香港を主拠点とし、広東省、江蘇省、マカオ、タイ、イタリアに拠点を持つ。超高精密部品の研究開発、生産、販売を主業務としており、ソレノイドバルブ用部品など自動車用部品、油圧バルブ用部品、医療機器部品、スマートフォンカメラ用レンズリングなどコンシューマーエレクトロニクス機器部品を扱う。

 21年12月期の売上高は10億3080万香港ドル(前期比29.87%増)、純利益は9074万ドル(同3.12倍)。22年1〜6月期の売上高は5億285万ドル(前年同期比2.97%減)、純利益は1964万ドル(同38.69%減)。

 業績予告によれば、22年12月期通期の純利益は前期から約65%減少する見込み。大幅な減益見込みの要因について同社は、新型コロナの感染が続き経済環境全体およびグループ事業に悪影響が生じ、売上が減少したこと、原材料価格が上昇して生産コストが増えたこと、政府からの補助金が減少したこと、前期に関連会社1社の売却益があったことを挙げている。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ