<相場の読み筋>2月8日

2023/2/8 7:45

 7日の米国株式は、NYダウが前日比265.67ドル高の3万4156.69ドルと4日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同226.336ポイント高の1万2113.786ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1143万株、ナスダック市場が53億5217万株だった。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は同日のインタビューで、「23年はインフレが大幅に鈍化する年になる」との見方を示した。金融引き締め策の緩和期待が高まる格好となり、上げ幅を拡大して取引を終えている。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやアルファベット(グーグルの持ち株会社)、マイクロソフトなどが買われた。

 8日の東京株式は反発後、堅調な展開か。きのう7日の日経平均株価は、5日ぶりに小反落したものの、底堅く推移していたことや、現地7日の米国株式が反発した動きもあり、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、積極的に上値を追う材料に乏しいことから、好業績銘柄への物色が中心になるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=131円台の前半(7日は132円15-17銭)、ユーロ・円が1ユーロ=140円台の半ば(同141円72-76銭)と円高方向に振れている。7日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日電産<6594.T>、任天堂<7974.T>、ソフバンG<9984.T>などが、7日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比60円高の2万7660円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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