(再送)日経平均は221円高と大幅反発、値上がり銘柄数は1300超に=16日前場

 16日前場の日経平均株価は、前日比221円74銭高の2万7723円60銭と大幅反発し、前場の高値で取引を終えている。朝方から買いが先行したが、買い一巡後は、停滞商状となる場面もみられた。その後、株価指数先物に断続的な買いが入ったことや、時間外取引で米株価指数先物が堅調に推移していることが意識されたもよう。為替市場ではドル・円相場が、1ドル=133円70銭台で、朝方の水準からはやや円高方向にある。東証プライムの出来高は5億8023万株、売買代金は1兆3358億円。騰落銘柄数は値上がり1319銘柄、値下がり412銘柄、変わらず105銘柄だった。

 市場では「ここ数日の日経平均株価は、方向感に欠ける展開が続いたが、戻り待ちの売りが吸収されつつあるもようで、上値を試す場面も期待される」(中堅証券)との声が聞かれた。

 東証業種別指数は全33業種のうち、27業種が上昇、6業種が下落した。業種別では、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が上昇。凸版<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株も高い。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も堅調。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も上げている。

 個別では、円谷FH<2767.T>、メック<4971.T>、日金銭<6418.T>、ギークス<7060.T>、セレス<3696.T>などが上昇。半面、ダイヤHD<6699.T>、イーソル<4420.T>、さくら<3778.T>、RobotH<1435.T>、日本アクア<1429.T>などが下落している。

提供:モーニングスター社

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