<相場の読み筋>2月20日

2023/2/20 7:45

 前週末17日の米国株式は、NYダウが前日比129.84ドル高の3万3826.69ドルと反発、ナスダック総合指数は同68.562ポイント安の1万1787.272ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億3681万株、ナスダック市場が46億26万株だった。ボウマンFRB(米連邦準備制度理事会)理事が、インフレ低下が大幅に進むまで利上げを続けるべきであると発言。利上げ継続への警戒感が高まり、売りが優勢となる場面がみられた。売り一巡後は、ディフェンシブ系の銘柄が物色され、NYダウは上昇に転じた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアやペイパル、アドビなどが軟調だった。

 20日の東京株式は、上値の重い展開か。前週末17日に反落した動きに加え、現地20日の米国市場がプレジデンツ・デーで休場のため、米系投資家からの注文減少が見込まれ、模様眺めムードが広がり動意に欠けることも想定される。また、20日の早朝には、18日に続き北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと報じられ、防衛関連銘柄に関心が集まる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=134円台の前半(前週末17日は134円79-81銭)とやや円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=143円台の前半(同143円46-50銭)と小動き。前週末17日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、クボタ<6326.T>、日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>などが、同17日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比45円高の2万7505円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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