<相場の読み筋>2月27日

2023/2/27 7:45

 前週末24日の米国株式は、NYダウが前日比336.99ドル安の3万2816.92ドルと反落、ナスダック総合指数が同195.459ポイント安の1万1394.942ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億6022万株、ナスダック市場が42億3556万株だった。食品・エネルギーを除く1月PCE(個人消費支出)が、前年同月比4.7%上昇し、市場予想平均の同4.3%上昇を上回った。インフレ高止まりへの警戒感から利上げ継続が意識され、米10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)。NYダウは一時510ドルを超える下げをみせる場面もあった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドビやテスラ、アマゾン・ドットコムなどが下落した。

 27日の東京株式は反落後、弱含みの展開か。日経平均株価は、前週末24日に大幅反発した反動や、現地24日の欧米株式が下落したことを受け、売り優勢スタートとなりそう。ただ、為替市場で、ドル・円が1ドル=136円台の前半(前週末24日は134円83-85銭)、ユーロ・円が1ユーロ=143円台の後半(同142円78-82銭)と、円安方向に振れている。比較的値動きの軽い輸出関連銘柄に、物色の矛先が向かう場面がありそう。前週末24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ZHD<4689.T>、東芝<6502.T>、村田製<6981.T>などが、同24日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同24日の大阪取引所清算値比50円安の2万7330円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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