【深センIPO】医薬品小売・配送の安徽華人健康医薬、初値は公開価格を54.55%上回る25.1元

サーチナ

中国株

2023/3/2 9:36

 小売薬局の経営と薬局向け集中配送サービスを手掛ける安徽華人健康医薬(301408/深セン)が3月1日、深セン証券取引所の創業板に新規上場した。公開価格16.24元に対し、初値は54.55%高い25.10元だった。終値は同55.85%高の25.31元だった。

 同社は2001年設立の民営企業で、14年に株式会社化した。医薬品の販売代行、小売薬局経営、薬局向けの医薬品集中配送サービスを主業務としている。販売代行事業では上海医薬集団、広州医薬集団などの製薬会社と提携しており、22年6月30日現在で呼吸器系、心臓・脳血管系、抗生物質、滋養強壮品などを中心に545品目の医薬品を扱う。小売薬局経営事業では22年6月30日現在展開している938店舗のうち908店舗は安徽省にあり、同省内で最大の小売薬局チェーンとなっている。22年1〜6月期における売上構成は、小売薬局経営が約72%、医薬品販売代行が約21%、集中配送が約7%。

 22年12月期の売上高は32億6273万元(前期比39.50%増)、純利益は1億6084万元(同2.31倍)。23年1〜3月期の業績見込みは売上高は8億1000万〜8億4000万元(前年同期比19.65〜24.08%増)、親会社株主に帰属する純利益は2850〜3400万元(同84.57%〜120.19%増)となっている。

 新規上場に伴い調達予定の6億567万元(約120億円)は、約92%の5億5567万元をマーケティングネットワーク構築プロジェクトに、約8%の5000万元を流動資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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