日経平均は459円安、米銀SVB破たんでリスク回避の売り先行

 13日午前10時時点の日経平均株価は前週末比459円12銭安の2万7684円85銭。米銀シリコンバレーバンク(SVB)が現地10日に経営破たんし、金融システムへの影響が懸念され、米国株式が下落。これを受け、リスク回避の売りが先行した。円高・ドル安も重しとなり、先物売りを交えて下げ幅を拡大し、2万7700円割れ水準で軟調に推移している。

 業種別では、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>、りそなHD<8308.T>などの銀行株や、T&DHD<8795.T>、MS&AD<8725.T>、かんぽ生命<7181.T>などの保険株が下落。野村<8604.T>、大和証G<8601.T>などの証券商品先物株も安い。住友商<8053.T>、三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株も値を下げ、オリックス<8591.T>、クレセゾン<8253.T>などのその他金融株もさえず、日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も売られている。

 半面、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>などの海運株が堅調。

 個別では、ハブ<3030.T>、シルバーライフ<9262.T>、シーイーシー<9692.T>などが値上がり率上位。半面、トビラS<4441.T>、トーホー<8142.T>、冨士ダイス<6167.T>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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