【北京IPO】ワクチン開発の北京康楽衛士生物技術、初値は公開価格を14.43%下回る35.94元

サーチナ

中国株

2023/3/16 9:18

 組み換えタンパクワクチンを開発する北京康楽衛士生物技術(833575/北京)が3月15日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格は42.00元に対し、初値は14.43%低い35.94元だった。終値は同15.43%安の35.52元だった。

 同社は2008年設立の民営企業で、13年に株式会社化した。組み換えタンパクワクチンの研究、開発、実用化を主業務とする。目論見書発行日時点で10種類のヒト用組み換えタンパクワクチンの研究開発プロジェクトを実施しており、3価HPV(ヒトパピローマウィルス)ワクチン、9価HPVワクチン(女性適応症)、9価HPVワクチン(男性適応症)が第3相臨床研究フェーズに入っているが、 目論見書発行日時点で発売に至ったワクチンはまだない。

 22年12月期の売上高は190万元(前期比6.92倍)、純損益は2億9281万元の赤字(同22.86%の赤字減)。

 新規上場に伴い調達予定の3億元(約58億円)は、約23%の7000万元をHPVワクチン研究開発プロジェクトに、約77%の2億3000万元を雲南省昆明市の生産拠点建設プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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