【北京IPO】電力制御装置メーカーの広東雅達電子、初値は公開価格を2.16%下回る3.62元

サーチナ

中国株

2023/3/20 9:14

 電力制御装置メーカーの広東雅達電子(430556/北京)が3月17日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格は3.70元に対し、初値は2.16%低い3.62元だった。終値は公開価格と同値の3.70元だった。

 同社は1994年設立の民営企業で、2010年に株式会社化した。スマート電力モニタリング・管理製品の研究開発、生産、販売と、電力モニタリング・管理システムインテグレーションサービスを主業務としている。主な製品は電力メーター、電力モニタリング・コントロール装置、安全保護装置、センサーなどで、製品はデータセンター、通信基地局、新エネルギー車用充電スポット、軌道交通、工業建築などの分野に用いられており、騰訊、アリババ、中国移動、中国電信などが同社の製品、サービスを利用している。

 22年12月期の売上高は3億989万元(前期比4.33%減)、純利益は4066万元(同11.99%減)。23年1〜3月期の業績予測は、売上高が6482万〜7922万元(前年同期比0.52〜22.86%増)、純利益が782万〜956万元(同86.58〜128.04%増)。

 新規上場に伴い調達予定の2億4589万元(約48億円)は、約43%の1億565万元をスマートメーター生産ライン建設プロジェクトに、約33%の8134万元を電力モニタリング装置生産拡大プロジェクトに、約24%の5890万元をセンサー生産拡大プロジェクトに用いる。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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