<米国株情報>ファーストリパブリック、ムーディーズが長期格付けをジャンク級に引き下げ

株式

2023/3/20 10:30

 信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは17日、プライベートバンキング大手ファーストリパブリック銀行の長期格付けを従来の「Baa1」からジャンク級の「B2」に引き下げた。

 ファーストリパブリックは16日にバンク・オブ・アメリカやジェイピー・モルガン・チェースなど米大手11行から計300億ドルの預金注入を受けたと発表したばかりだったが、ムーディーズは、「銀行団による預金注入は短期的にプラスだが、持続的な収益性の回復の道筋は依然として不透明」と指摘。また、ファーストリパブリックが10-15日にFRB(米連邦準備制度理事会)からオーバーナイト金利4.75%で200億-1090億ドルを借りていることについても、「ファーストリパブリックの固定金利資産の割合が高いことと相まって、これらの借入の高コストが、今後数四半期でコア収益に大きなマイナスの影響を与える」とした。

 ファーストリパブリックの格付けは、15日までに信用格付け大手S&Pグローバル・レーティングスや大手信用格付け会社フィッチ・レーティングスもジャンク級に引き下げている。

 一方、17日にはファーストリパブリックが事業売却を含めた経営再建策を検討しているとも報じられている。

<関連銘柄>

 NASD投信<1545.T>、NYダウ投信<1546.T>、上場米国<1547.T>、

 SPD500<1557.T>、NYダウ<1679.T>、NYダウブル<2040.T>、

 NYダウベア<2041.T>

提供:ウエルスアドバイザー社

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