日経平均は399円高、欧米株高を受け買い先行、一巡後は伸び悩む

 22日午前10時時点の日経平均株価は前営業日比399円49銭高の2万7345円16銭。朝方は、買いが先行した。イエレン米財務長官が21日の講演で、預金の取り付け騒ぎが発生した場合には、当局が預金の全額を保護する方針を表明。金融システム不安が後退し、欧米株式が上昇した流れを受け、日経平均は一時2万7451円80銭(前営業日比506円13銭高)まで上伸した。ただ、一巡後は戻り売りに伸び悩み商状となっている。

 業種別では、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>などの海運株が上昇。野村<8604.T>、大和証G<8601.T>、マネックスG<8698.T>などの証券商品先物株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>、みずほ<8411.T>などの銀行株も高い。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も堅調。第一生命HD<8750.T>、T&DHD<8795.T>、MS&AD<8725.T>などの保険株や、オリックス<8591.T>、芙蓉リース<8424.T>、JPX<8697.T>などのその他金融株も買われている。

 個別では、エムアップH<3661.T>、サムコ<6387.T>、ダイセキS<1712.T>などが値上がり率上位。半面、マクセル<6810.T>、富士通ゼネラル<6755.T>、オプティム<3694.T>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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