百度集団の23年1〜3月期は黒字転換、売上高311億元

サーチナ

中国株

2023/5/18 9:30

 中国ネット検索最大手の百度集団(09888/香港)が5月16日、2023年1〜3月期(第1四半期)の業績報告を発表した。前年同期比で増収となるとともに、損益が黒字化した。

 23年1〜3月期の売上高は311億4400万元で、前年同時期の284億1100万元から9.62%増加した。この内、百度のコア事業による売上高は230億元で前年同期比8%増、動画プラットフォーム愛奇芸による売上高が83億元で同15%増だった。また、コア事業のオンライン売上高は166億元(同6%増)、非オンライン売上高は64億元(同11%増)となっている。

 当期の純損益は63億8200万元の黒字で、前年同時期の7億5100万元の赤字から黒字化した。研究開発費用は54億元(同3%減)で、人件費関連の支出が減少したことによる。

 当期における自動運転配車サービス「蘿蔔快跑」の注文数は約66万件で、前年同時期から3.36倍、前月比18%増だった。また、3月17日には北京で初となるドライバー・安全操作員を配置しない自動運転運営サービスの認可を取得した。

 百度アプリの3月度のアクティブユーザー数は6億7500万件(同4%増)、愛奇芸の1〜3月期における平均サブスクリプション会員数は1億2900万件(前年同期比28%増、前期比15%増)となった。(編集担当:今関忠馬)(写真:123RF)

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