<相場の読み筋>5月26日

2023/5/26 7:45

 25日の米国株式は、NYダウが前日比35.27ドル安の3万2764.65ドルと5日続落、ナスダック総合指数は同213.932ポイント高の1万2698.094ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1837万株、ナスダック市場が44億6395万株だった。米債務上限問題を巡り、政府と野党・共和党の協議が続くなか、政府の資金繰りが行き詰まるとされる6月1日を前に、交渉の行方を見極めたいとして、手控えムードが強まった。一方、24日の通常取引終了後に決算を発表したエヌビディアは、5-7月期の売上高見通しが市場予想を上回り急騰。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、エヌビディアのほかアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、アプライド・マテリアルズなどの半導体関連銘柄が値上がり率の上位に入った。

 26日の東京株式は、続伸後もしっかりか。きのう25日の日経平均株価は、朝安後に上げ転換し3日ぶりに反発。強い地合いのなか、堅調な値動きとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=140円前後(25日は139円39-41銭)、ユーロ・円が1ユーロ=150円台の前半(同149円44-48銭)と、円安に振れている。円安を追い風に、輸出関連銘柄などが上昇を支えそうだ。ただ、現地29日の米国市場はメモリアルデーで休場となることもあり、様子見姿勢が広がる場面も想定される。25日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日本製鉄<5401.T>、アドバンテスト<6857.T>、キーエンス<6861.T>などが、25日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、25日の大阪取引所清算値比270円高の3万1100円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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