日経平均は457円高、米株高で買い先行、先物主導で一時600円近い上昇も

 9日午前10時時点の日経平均株価は前日比457円07銭高の3万2098円34銭。朝方は、8日の米国株式市場で主要3指数が上昇した流れを受け、買いが先行した。きのう大幅続落した反動もあり、株価指数先物主導で日経平均は上げ幅を拡大し、一時3万2240円05銭(前日比598円78銭高)まで上伸した。その後は、利益確定売りに伸び悩み商状となっている。

 業種別では、伊藤忠<8001.T>、丸紅<8002.T>、三井物産<8031.T>などの卸売株が堅調。エーザイ<4523.T>、中外薬<4519.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、関西電力<9503.T>、中国電力<9504.T>、北陸電力<9505.T>などの電気ガス株も高い。ダイキン<6367.T>、コマツ<6301.T>、SMC<6273.T>などの機械株や、任天堂<7974.T>、アシックス<7936.T>などのその他製品株も値を上げている。ファストリテ<9983.T>、イオン<8267.T>、高島屋<8233.T>などの小売株や、リクルートH<6098.T>、エムスリー<2413.T>、セコム<9735.T>などのサービス株も買われている。

 半面、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>、郵船<9101.T>などの海運株が軟調。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株もさえない。コスモエネH<5021.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、石油資源<1662.T>などの鉱業株も安い。

 個別では、メディアスH<3154.T>、アルトナー<2163.T>、ユーザーL<3984.T>などが値上がり率上位。半面、アイル<3854.T>、巴工業<6309.T>、アイモバイル<6535.T>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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