日経平均は30円程度安、買い一巡後は短期的な過熱感を警戒=5日前場

 5日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比30円程度安い4万883円前後で推移する。朝方は、きのう4日の強い地合いが継続し買いが先行。4万1100円を付け取引時間中の史上最高値(4万1087円)を更新した。ただ、きょうの高値まで直近6日間で、1700円を超える上昇となったことから、買い一巡後は短期的な過熱感が警戒されたようで下げ転換。午前9時34分には、同98円03銭安の4万815円62銭を付けるなど、弱含みで推移する。大阪取引所のナイトセッションでは、日経平均先物が4日の清算値比20円高の4万910円だった。

 業種別では、全33業種のうち25業種が下落、8業種が上昇している。郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、三井金<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が下落。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株も安い。ホギメディ<3593.T>、ゴルドウイン<8111.T>などの繊維株や、ディスコ<6146.T>、コマツ<6301.T>などの機械株も軟調。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株も弱い。一方、エーザイ<4523.T>、第一三共<4568.T>などの医薬品株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株が上昇している。

 個別では、オンワードH<8016.T>、アークス<9948.T>、宮越HD<6620.T>、ラウンドワン<4680.T>、高砂香<4914.T>などが下落。半面、ユーグレナ<2931.T>、キユーピ<2809.T>、ミガロHD<5535.T>、KOKUSA<6525.T>、Ubicom<3937.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=161円台の前半(4日は161円27-29銭)、ユーロ・円が1ユーロ=174円台の前半(同174円08-12銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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