<相場の読み筋>6月13日

2023/6/13 7:45

 12日の米国株式は、NYダウが前週末比189.55ドル高の3万4066.33ドルと5日続伸、ナスダック総合指数が同202.778ポイント高の1万3461.921ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億7857万株、ナスダック市場が44億7243万株だった。ニューヨーク連銀が同日に発表した5月消費者調査で、1年先の期待インフレ率の中央値が4.1%となり、前回調査から0.3%ポイント低下。インフレへの警戒感が後退し、13-14日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)では、利上げが見送られるとの見方が強まり、景気敏感株を中心に物色された。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、インテルやアドビ、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが買われた。

 13日の東京株式は、しっかりした展開か。きのう12日に続伸した日経平均株価は、強い地合いが継続するとみられるなか、現地12日の欧米株高もあり、買い先行スタートとなりそう。ただ、現地13日からのFOMCをはじめ、15日にECB(欧州中央銀行)理事会、15-16日に日銀金融政策決定会合が開催されることから、買い一巡後は、模様眺めムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=139円台の半ば(12日は139円50-51銭)、ユーロ・円が1ユーロ=150円台の前半(同150円23-27銭)と小動き。12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日本製鉄<5401.T>、ニデック<6594.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、12日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比255円高の3万2675円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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