日経平均は299円高、米国株高を受け買い先行

 13日午前10時時点の日経平均株価は前日比299円09銭高の3万2733円09銭。朝方は、買いが先行した。13-14日に開催されるFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げが見送られるとの観測が強まり、12日の米国株式が上昇。この流れを受け、一時3万2799円60銭(前日比365円60銭高)まで上伸した。一巡後は、利益確定売りに抑えられ、上値の重い動きとなっている。

 業種別では、トヨタ<7203.T>、日産自<7201.T>、マツダ<7261.T>などの輸送用機器株が堅調。ソフバンG<9984.T>、ソフトバンク<9434.T>、ZHD<4689.T>などの情報・通信株も高い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株も引き締まり、三井物産<8031.T>、三菱商<8058.T>、丸紅<8002.T>などの卸売株も値を上げている。京成<9009.T>、京阪HD<9045.T>、SGHD<9143.T>などの陸運株や、SUMCO<3436.T>、三益半導<8155.T>などの金属製品株も物色されている。

 半面、日本紙<3863.T>、三菱紙<3864.T>、レンゴー<3941.T>などのパルプ・紙株が軟調。郵船<9101.T>、川崎汽<9107.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も安い。中部電力<9502.T>、中国電力<9504.T>、大阪ガス<9532.T>などの電気・ガス株も売られている。

 個別では、セイノーHD<9076.T>がストップ高カイ気配となり、アクシージア<4936.T>、トーホー<8142.T>などが値上がり率上位。半面、アセンテック<3565.T>、グッドコムA<3475.T>、学情<2301.T>などが値下がり率上位。

提供:ウエルスアドバイザー社

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