<相場の読み筋>7月4日

2023/7/4 7:45

 3日の米国株式は、NYダウが前週末比10.87ドル高の3万4418.47ドルと3日続伸、ナスダック総合指数が同28.850ポイント高の1万3816.773ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が4億6703万株、ナスダック市場が27億2237万株だった。米6月製造業PMI(購買担当者景気指数)が46.0となり、市場予想平均の47.2に届かなかった。さえない経済指標を受け、FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げの見送りが意識されたもよう。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやペイパル、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなどが上昇した。ただ、4日の独立記念日の休場を控え、午後1時までの短縮取引だったことから、積極的な売買は限られた。

 4日の東京株式は、堅調な展開か。日経平均株価はきのう3日、大幅に反発し6月16日に付けたバブル経済崩壊後の最高値を半月ぶりに更新した。強い動きが継続するとみられるほか、現地3日の米国株式もしっかりしていたことから、買い優勢の動きとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の半ば(3日は144円82-85銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の後半(同157円49-53銭)とやや円安に振れている。3日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、キーエンス<6861.T>、三井住友<8316.T>などが、3日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比35円安の3万3615円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ