<相場の読み筋>9月20日

2023/9/20 7:45

 19日の米国株式は、反落した。NYダウが前日比106.57ドル安の3万4517.73ドル、ナスダック総合指数が同32.051ポイント安の1万3678.186ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億9649万株、ナスダック市場が45億1707万株だった。NY原油先物WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)価格が、1バレル=93ドル台に乗せる場面がみられ、原油高によるインフレを警戒。米10年物国債の利回りが一時4.37%に上昇(価格は下落)し、相対的な割高感が意識され、株価の重しとなった。NYダウ採用銘柄では、インテルやウォルト・ディズニー、ユナイテッドヘルスなどが、値下がり率の上位に入っている。

 20日の東京株式は、様子見姿勢が強まりそう。日経平均株価は、前週14-15日で820円強の上昇をみせた一方、きのう19日には290円安となるなど、やや値が荒い動きとなっている。下値には9月配当取りの買いが控えているとみられるなか、落ち着きどころを探る展開が見込まれる。また、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の会見を控え、会見の内容を確認したいとして、模様眺めムードが広がる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の後半(19日は147円64-66銭)、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の後半(同157円88-92銭)と小動き。19日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、楽天グループ<4755.T>、三菱商事<8058.T>、みずほ<8411.T>などが、19日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所清算値比15円高の3万3055円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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