日経平均が742円高と大幅続伸し高値引け、値上がり銘柄数は1300超=1日後場

 1日後場の日経平均株価は、前日比742円80銭高の3万1601円65銭と大幅に続伸し、きょうの高値で取引を終えた。きのうの好地合いが継続し、朝方から買いが先行。時間外取引での米株価指数先物が下落するなか、戻り待ちの売りに上値を抑えられる時間帯もみられたが、取引終了にかけて上げ幅を拡大した。東証プライムの出来高は19億4396万株、売買代金は4兆8360億円。騰落銘柄数は値上がりが1308銘柄、値下がりが328銘柄、変わらず22銘柄だった。

 市場では「FOMC(米連邦公開市場委員会)通過後も、3日は東京市場は休場だが米10月雇用統計の発表を控え、警戒は怠れない」(中堅証券)と慎重な声が聞かれた。

 業種別では、32業種が上昇、空運1業種が下落。トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株や、大和証G<8601.T>、野村<8604.T>などの証券商品先物株が高い。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株も上昇。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株もしっかり。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、武田薬<4502.T>、中外薬<4519.T>などの医薬品株も堅調だった。一方、JAL<9201.T>、SFJ<9206.T>などの空運株は下落した。

 個別では、ワコム<6727.T>、飯野海<9119.T>、日電子<6951.T>、三菱電機<6503.T>、王将フード<9936.T>などが上昇。半面、M&Aキャピ<6080.T>、スミダ<6817.T>、ISID<4812.T>、ADWAYS<2489.T>、日本調剤<3341.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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