日経平均が348円高と大幅に3日続伸、後場は3連休を控え積極的な売買は限られる=2日後場

 2日後場の日経平均株価は、前日比348円24銭高の3万1949円89銭と大幅に3日続伸して取引を終えた。現地1日のFOMC(米連邦公開市場委員会)を通過し、米国市場でNYダウやナスダック総合指数が続伸したことを受け、買いが先行。午前9時38分には、同485円48銭高の3万2087円13銭を付ける場面がみられた。その後も堅調に推移した。ただ、後場に入り、3連休を控えることから、積極的な売買は限られたもようで、小幅な値動きに留まった。東証プライムの出来高は17億7007万株、売買代金は4兆5738億円。騰落銘柄数は値上がりが882銘柄、値下がりが722銘柄、変わらず54銘柄だった。

 市場では「日経平均株価は大幅に3日続伸したが、来週10日の11月限先物・オプションのSQ(特別清算指数)値の算出までは、値動きの荒い状況が続く可能性もありそう」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち18業種が上昇、15業種が下落。オリエンタルランド(OLC)<4661.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、東電力HD<9501.T>、東ガス<9531.T>などの電気ガス株が高い。JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株や、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も上昇。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、東レ<3402.T>、デサント<8114.T>などの繊維株もしっかり。SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株や、信越化<4063.T>、富士フイルム<4901.T>などの化学株も堅調だった。一方、日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株が下落している。

 個別では、デクセリアル<4980.T>、インフォMT<2492.T>、オルガノ<6368.T>、ぐるなび<2440.T>、ダイセル<4202.T>などが上昇。半面、テイカ<4027.T>、ヤマハ<7951.T>、飯野海<9119.T>、TIS<3626.T>、ケーズHD<8282.T>などが下落した。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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