<相場の読み筋>11月8日

2023/11/8 7:45

 7日の米国株式は、NYダウが前日比56.74ドル高の3万4152.60ドルと7日続伸、ナスダック総合指数が同121.077ポイント高の1万3639.856ポイントと8日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億8346万株、ナスダック市場が43億222万株だった。NYダウは朝方、利益確定売りに押される場面もみられたが、米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)したことから、ハイテク株を中心に買いが優勢の展開となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドビやインテル、アマゾン・ドット・コムなどが買われた。ナスダック総合指数が8日続伸するのは、21年10月25日-11月8日の11連騰以来、2年ぶり。

 8日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価は、きのう7日に大幅反落したが、現地7日の米国株式が続伸した動きを受け、買い先行スタートとなりそう。ただ、「SQ(特別清算指数)値を算出する週の水曜日は荒れやすい」とのアノマリー(論理的に説明できない動き)もあり、模様眺めが広がる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=150円台の半ば(7日は150円47-49銭)、ユーロ・円が1ユーロ=160円台の後半(同160円96銭-161円00銭)と小動き。7日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、LINEヤフー<4689.T>、アドバンテスト<6857.T>、任天堂<7974.T>などが、7日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比210円高の3万2480円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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