日経平均は121円程度高、買い一巡後は上値が重いもよう=14日前場

 14日午前10時2分すぎの日経平均株価は、前日比121円程度高い3万2706円前後で推移する。現地13日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値が、13日の大阪取引所清算値比210円高の3万2780円だったことから、サヤ寄せしてスタート。午前9時8分には、同237円72銭高の3万2822円83銭まで上げ幅を拡大している。買い一巡後は、戻り待ちの売りで上値が重いもよう。現地13日の米国株式市場では、14日の米10月CPI(消費者物価指数)の発表を控え、NYダウが続伸した一方、ナスダック総合指数は反落するなど、まちまちだった。

 業種別では、33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落している。INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株が上昇。出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も高い。三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株も堅調。日本製鉄<5401.T>、JFEHD<5411.T>などの鉄鋼株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株もしっかり。一方、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株が下落している。

 個別では、タツモ<6266.T>、シンクロF<3963.T>、ファインD<3649.T>、LINK&M<2170.T>、ベネッセHD<9783.T>(監理)などが上昇。半面、メドピア<6095.T>、恵和<4251.T>、クロスマーケ<3675.T>、LIFULL<2120.T>、オプトラン<6235.T>などが下落している。

 東京外国為替市場は午前10時2分時点で、1ドル=151円台の半ば(13日は151円73-75銭)、1ユーロ=162円台の前半(同162円24-28銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

関連記事

マーケット情報

▲ページTOPへ