<相場の読み筋>12月12日

2023/12/12 7:45

 11日の米国株式は、3日続伸した。NYダウが前週末比157.06ドル高の3万6404.93ドル、ナスダック総合指数が同28.513ポイント高の1万4432.486ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億2441万株、ナスダック市場が55億5674万株だった。米10年物国債の利回りが小動きで推移し、株式の相対的な割高感が後退した。ただ、12-13日にかけてFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されることから、積極的な買いは限られたようだ。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アプライド・マテリアルズやインテル、アドバンスド・マイクロ・デバイシズなどが買われた。

 12日の東京株式は、続伸後もしっかりか。日経平均株価はきのう11日に大幅反発した強い地合いや、現地11日の米国株式が上昇したこともあり、買い先行スタートが見込まれる。先高期待の高まりから、心理的なフシ目の3万3000円超えの場面もありそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=146円台の前半(11日は146円36-39銭)、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の前半(同157円43-47銭)と小動き。11日のADR(米国預託証券)は円換算値で、オムロン<6645.T>、TDK<6762.T>、アドバンテスト<6857.T>などが、11日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比325円高の3万3045円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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