<相場の読み筋>1月10日

2024/1/10 7:45

 9日の米国株式は、NYダウが前日比157.85ドル安の3万7525.16ドルと4日ぶりに反落、ナスダック総合指数は同13.942ポイント高の1万4857.710ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億4098万株、ナスダック市場が49億3979万株だった。NYダウは前日8日、2日に付けた史上最高値(3万7715.04ドル)に接近していたことから、利益確定売りに押される展開となった。11日に発表される米12月CPI(消費者物価指数)を前に、手控えムードも広がったようだ。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ギリアド・サイエンシズやアドバンスド・マイクロ・デバイシズ、エヌビディアなどが買われた。

 10日の東京株式は、堅調な展開か。日経平均株価はきのう9日、終値ベースで昨年7月3日に付けたバブル崩壊後の高値(3万3753円)を更新。現地9日の米国株式はまちまちの動きとなったものの、投資家心理の好転が期待され、心理的なフシ目の3万4000円に迫る場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の半ば(9日は144円06-07銭)とやや円安方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=157円台の後半(同157円84-88銭)と小動き。9日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、キリンHD<2503.T>、ニデック<6594.T>、オムロン<6645.T>などが、9日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比125円高の3万3885円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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