<相場の読み筋>1月15日

2024/1/15 7:45

 前週末12日の米国株式は、NYダウが前日比118.04ドル安の3万7592.98ドルと3日ぶりに反落、ナスダック総合指数は同2.575ポイント高の1万4972.760ポイントと小幅に6日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が8億145万株、ナスダック市場が47億108万株だった。12月PPI(米卸売物価指数)が前月比0.1%下落し、市場予想平均の同1.3%上昇に反して下がり、インフレへの過度な警戒感が後退した。ただ、バイデン米大統領は11日、米英両軍がイエメンの武装組織フーシに対し、商船攻撃への報復として軍事拠点を攻撃したと発表。紅海情勢の不安定化が懸念されたほか、3連休となることもあり、様子見姿勢が強まった。NYダウ採用銘柄では、ユナイテッドヘルスやウォルグリーン・ブーツ・アライアンス、ボーイングなどが値下がり率の上位に入っている。

 15日の東京株式は、反落後、軟調な展開か。日経平均株価は、前週末12日までに5連騰し終値ベースで6.88%(約2288円)の上昇をみせた。短期的な過熱感や、米英によるイエメンの武装組織フーシへの報復措置に対する影響を警戒し、様子見姿勢が強まりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の後半(前週末12日は145円14-16銭)、ユーロ・円が1ユーロ=158円台の半ば(同159円15-19銭)と、円高方向にある。12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ソニーG<6758.T>、ホンダ<7267.T>、東エレク<8035.T>などが、12日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比65円安の3万5545円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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