日経平均は194円程度安、安値近辺でもみ合い商状=16日前場

 16日午前10時6分すぎの日経平均株価は、前日比194円程度安い3万5707円前後で推移する。朝方はきのう15日までの強い動きが継続し、買いが先行した。ただ、短期的な過熱感が警戒され下げ転換。午前10時4分には、同233円01銭安の3万5668円78銭を付けている。その後は、安値近辺でのもみ合い商状となっている。現地15日の米国株式市場は、キング牧師生誕記念日の祝日で休場。大阪取引所のナイトセッションでは、15日の清算値比160円高の3万6160円だった。

 業種別では、33業種のうち30業種が下落、3業種が上昇している。王子HD<3861.T>、日本紙<3863.T>などのパルプ紙株や、帝人<3401.T>、東レ<3402.T>などの繊維株が下落。TOPPAN<7911.T>、任天堂<7974.T>などのその他製品株や、三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株も安い。三菱倉<9301.T>、上組<9364.T>などの倉庫運輸株や、三菱UFJ<8306.T>、三井住友<8316.T>などの銀行株も軟調。ニッスイ<1332.T>、マルハニチロ<1333.T>などの水産農林株や、関西電力<9503.T>や東ガス<9531.T>などの電気ガス株も弱い。一方、郵船<9101.T>、商船三井<9104.T>などの海運株や、7&iHD<3382.T>、ファーストリテ<9983.T>などの小売株が上昇している。

 個別では、テラスカイ<3915.T>、FPパートナ<7388.T>、日本国土開発<1887.T>、東京産<8070.T>、ヨシムラFH<2884.T>などが下落。半面、古野電気<6814.T>、いちご<2337.T>、さくら<3778.T>、Gunosy<6047.T>、メディアドゥ<3678.T>などが上昇している。

 東京外国為替市場は午前10時6分時点で、1ドル=146円前後(15日は145円44-45銭)、1ユーロ=159円台の半ば(同159円32-36銭)で取引されている。

提供:ウエルスアドバイザー社

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