<相場の読み筋>1月19日

2024/1/19 7:45

 18日の米国株式は、NYダウが前日比201.94ドル高の3万7468.61ドルと4日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同200.026ポイント高の1万5055.648ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億1202万株、ナスダック市場が52億4510万株だった。台湾のTSMCが18日に24年12月期の業績予想を発表し、20%を超える大幅な増収予想を示した。堅調な業績見通しを受け、同社ADR(米国預託証券)やエヌビディアなどの半導体関連銘柄が物色された。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、3週間ぶりに終値ベースで1万5000ポイントを回復。アプライド・マテリアルズやクアルコム、ペイパルなどが、値上がり率の上位に入っている。

 19日の東京株式は、反発後も堅調な展開か。日経平均株価は、3日続落していた反動や、現地18日の欧米株式が上昇した動きを受け、買い先行スタートとなろう。東京証券取引所が18日引け後に発表した投資部門別の株式売買状況によると、2市場合計で1月第2週(9-12日)は、海外投資家が現物株を金額ベースで9557億円の買い越しとなった。海外投資家の買い意欲が確認され相場の支えとなりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台の前半(18日は147円76-78銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円のトビ台(同160円87-91銭)と円安方向にある。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、TDK<6762.T>、アドバンテスト<6857.T>、ローム<6963.T>などが、18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比480円高の3万6070円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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