日経平均は275円安と4日ぶり反落、取引終了にかけ様子見姿勢が強まる=1日後場

 1日後場の日経平均株価は、前日比275円25銭安の3万6011円46銭と4日ぶりに反落、TOPIX(東証株価指数)は同17.06ポイント安の2534.04ポイントと反落して取引を終了した。米国株安を受け朝方から売りが先行。一時、戻りを試す場面がみられたものの、上値は重かった。日経平均は心理的なフシ目の3万6000円の攻防が続くなか、午後1時46分には、同362円11銭安の3万5924円60銭を付けた。後場の値幅は110円強にとどまるなど、取引終了にかけて様子見姿勢が強まったようだ。東証プライム市場の出来高は17億7754万株、売買代金は4兆5809億円。騰落銘柄数は値上がりが485銘柄、値下がりは1121銘柄、変わらずは52銘柄だった。

 市場では「日経平均は下落したものの好業績銘柄は買われており、下げた割には底堅いといった印象だ」(中堅証券)との声が聞かれた。

 業種別では、33業種のうち25業種が下落、8業種が上昇した。第一生命HD<8750.T>、東京海上<8766.T>などの保険株や、浜ゴム<5101.T>、ブリヂス<5108.T>などのゴム製品株が下落。SMC<6273.T>、ダイキン<6367.T>などの機械株や、トヨタ<7203.T>、ホンダ<7267.T>などの輸送用機器株も安い。オリンパス<7733.T>、HOYA<7741.T>などの精密機器株や、三井不<8801.T>、三菱地所<8802.T>などの不動産株も軟調。三井金属<5706.T>、住友鉱<5713.T>などの非鉄金属株や、SUMCO<3436.T>、LIXIL<5938.T>などの金属製品株も弱い。一方、JAL<9201.T>、ANA<9202.T>などの空運株が上昇した。

 個別では、あおぞら<8304.T>、エンプラス<6961.T>、住友ファーマ<4506.T>、キャリアデ<2410.T>、エムスリー<2413.T>などが下落。半面、ITM<2148.T>、テクマト<3762.T>、Sリサーチ<3771.T>、東テク<9960.T>、JSP<7942.T>などが買われた。

(写真:123RF)

提供:ウエルスアドバイザー社

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