<相場の読み筋>2月6日

2024/2/6 7:45

 5日の米国株式は、3日ぶりに反落した。NYダウが前週末比274.30ドル安の3万8380.12ドル、ナスダック総合指数が同31.277ポイント安の1万5597.677ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億5366万株、ナスダック市場が47億5232万株だった。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は4日、利下げに対して慎重な考えを示したことから、早期利下げ期待が後退。米10年物国債の利回りが一時4.1%台の後半に上昇(価格は下落)したこともあり、利益確定売りに押された。米1月ISM(米サプライマネジメント協会)非製造業景況指数は53.4となり、市場予想平均の52.0を上回った。NYダウ採用銘柄では、マクドナルドやスリーエム(3M)、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなどが、値下がり率の上位に入っている。

 6日の東京株式は、軟調な展開か。きのう5日の日経平均株価は、買い先行後に上値の重い動きだったことや、現地5日の米国株式が下落したこともあり、売り優勢スタートとなりそう。ただ、下値には押し目を拾う動きも見込まれ、底堅い場面もみられそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台の半ば(5日は148円47-49銭)、ユーロ・円が1ユーロ=159円台の後半(同160円06-10銭)と小動き。5日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、LINEヤフー<4689.T>、オムロン<6645.T>などが、5日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所清算値比45円安の3万6335円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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