<相場の読み筋>2月8日

2024/2/8 7:45

 7日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比156.00ドル高の3万8677.36ドル、ナスダック総合指数が同147.646ポイント高の1万5756.644ポイントで取引を終了。NYダウは3日ぶりに終値ベースでの史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が9億9115万株、ナスダック市場が43億6855万株だった。主要な経済指標の発表がないなか、直近で発表された好調な景気指標を支えに堅調に推移。6日の通常取引終了後に、市場予想平均を上回る決算を発表したフォードや、7日の早朝に決算を発表したウーバーなどが物色された。NYダウ採用銘柄では、マイクロソフトやホーム・デポ、ユナイテッドヘルスなどが値上がり率の上位に入っている。

 8日の東京株式は反発後、しっかりした展開か。日経平均株価はきのう7日、一時心理的なフシ目の3万6000円を割り込む場面もみられたが、終値では維持しており、底堅さが確認された格好だった。現地7日の米国株高を追い風に、買い先行後も堅調な値動きが期待される。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台の前半(7日は147円82-83銭)、ユーロ・円が1ユーロ=159円台の半ば(同159円24-28銭)と円安方向に振れ、輸出関連銘柄には支えとなりそう。7日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日本製鉄<5401.T>、日産自<7201.T>、トヨタ<7203.T>などが、7日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比150円高の3万6280円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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