<相場の読み筋>2月9日

2024/2/9 7:45

 8日の米国株式は、3日続伸した。NYダウが前日比48.97ドル高の3万8726.33ドル、ナスダック総合指数が同37.071ポイント高の1万5793.715ポイントで取引を終了。NYダウは連日で終値ベースでの史上最高値を更新した。出来高概算は、NY市場が9億4921万株、ナスダック市場が58億7965万株だった。前日7日の通常取引終了後、好決算や自社株買いを発表したウォルト・ディズニーが上昇しNYダウを押し上げた。また、米週間の新規失業保険申請件数は21万8000件で、市場予想平均の22万件を下回るなど、堅調な労働市場の状況も上昇の支えとなった。NYダウ採用銘柄では、ウォルト・ディズニーのほか、マクドナルドやシェブロンなどが値上がり率の上位に入っている。

 9日の東京株式は、続伸後も堅調な展開か。日経平均株価は、きのう8日の強い地合いや現地8日の米国株高を受け、買い先行スタートし、心理的なフシ目の3万7000円を33年11カ月ぶりに超える場面がありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の前半(8日は148円71-73銭)、ユーロ・円が1ユーロ=160円台の後半(同160円32-36銭)と円安に振れている。円安を背景に、輸出関連銘柄に物色の矛先が向かいそうだ。ただ、建国記念日の振替休日を含む3連休を控えることから、取引終了近くには、ポジション調整の売りに上値が重くなる場面もありそう。8日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、アドバンテスト<6857.T>、東エレク<8035.T>、ソフバンG<9984.T>などが、8日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比235円高の3万7095円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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